非電源紀行

SW2.5(2.0)とボードゲーム。

【ソード・ワールド2.5】ファイター(戦士)について短評を ~ルルブⅠ

f:id:p0u6xx:20180731153241j:plain

(画像はイメージです)

 初めまして、SW2.5を好んでプレイしてる人、巨大な得物を振り回す幼女が大好きな人が過半数学会の代表です。

 

今回は、SW2.5の技能の一つである、ファイター(戦士)を、ルールブックⅠの範囲で短評をして行こうかな、と思います。

 

 

ここに書いてあるのはあくまで一例です、これ以外を否定するものでも無く

あくまで一個人の考え、感想程度のものです。

 

「地雷ビルドになるの怖いんだけど!ちょっと触りだけでも教えてクレメンス」といった初心者の方や、「ほーん、まぁ見ちゃろ...」といった求道者の方も、のんびりと見てもらえればな~と思います。


 もくじ

 

ファイターの概要

ファイターは、戦士系A技能に属する技能です。

前衛といえば、真っ先にこの技能が浮かぶ方も多いのでは?

 

火力を求めるも良し、仲間を守る壁役に徹するも良し。

戦闘特技の選択も幅が広く、初心者向けでありながら、奥が深い技能と言えるでしょう。

 

人間、ドワーフ、ナイトメア、ドワーフに代表される、""の値が比較的高い数値の種族であれば、その強さを分かり易く活かすことが出来ます。

 

勿論、それ以外の種族も工夫次第で輝きますし、全てはビルド次第と言った所。

「好きなようにビルドしていいのか!?」「ああ、いいぞ...いっぱいビルドしろ...」

 

他の技能との比較

ここで比較に挙げるべきは、フェンサーとグラップラー、前衛で戦う技能達です。

まず二種類の技能との明確な違いは、着る事が出来る武器・防具に筋力制限、使用制限が無い事です。

 

高い筋力値を要求される、高防護点の防具を身に着ける事が出来る為、前線での安定感は頭一つ出ている事でしょう。

 

現状、決定打に成り得るレベルの攻撃が少ないルルブⅠ環境では、(SW2.0の名残が残っているせいでそう感じるのかもしれませんが)ボス戦では長期戦になる傾向があり、この安定感は、今前線を取り巻く環境で一際輝いているのではないでしょうか。

 

Lv7で(恐らく)タフネス≫が実装される将来性もありますし、頼れる前衛としての地位は揺るがない事でしょう。

 

SW2.0と比べて

SW2.5でファイターを使うにあたって、避けては通れない話題が、≪〇〇攻撃≫系の弱体化です。

 

現状では特に問題無いのですが、ルルブⅢになれば(恐らく)実装されるであろう、≪バトルマスター≫を使った≪全力攻撃≫+≪薙ぎ払い≫でのコンボがパワーダウンしている事も確か。

 

ただ、壁役としての使い勝手は上昇している上、やはり堂々と前線に立って維持してくれる、というのはそれだけで素晴らしい事なので、依然活躍の場は多そうです。

 

代表的なビルド

王道を往く2H脳筋ファイター

2H武器を手に、≪全力攻撃≫≪薙ぎ払い≫≪斬り返し≫といった豪胆な特技で

火力で相手を一掃して行くぜ!がコンセプトのビルド。まるで主人公みたいだぁ...

 

前作より≪〇〇攻撃≫系が弱体化しているが、まだその影響は受けないレベル帯...と思う。

 

サブ技能のおすすめはその他系。

 

俺が...俺が守護らねばならぬかばうファイター

 金属鎧を≪習熟≫系も交えてしっかり着込み、防御面を≪頑強≫などで補強して

前線の防御が薄い味方を≪かばう≫で守るビルド。

ラクシアでは、ファイターの代表的な戦い方とされています。

 

前線にフェンサーやグラップラーを代表とした防御の薄いメンバーが居たり

前線が一人しか居ない場合などに、とても重宝される事でしょう。

 

レベルキャップが6の現在では、キャンペーンでは基本的に≪頑強≫と≪ガーディアン≫を同時にとる事は出来ないので、その際は考え所ではあります。

 

サブ技能のおすすめはその他系。

 

神の御心のままに、お前を殴り潰す...神官戦士

殴り潰す御心を持つ神は大体蛮族サイドなので安心して下さい誰もキルヒアの話してないです

 

ファイター技能をメインに据えながら、プリーストも習得するビルドです。

 このビルドの良さはなんと言ってもその安定感。

 

戦闘では、状況に合わせて攻撃回復バフの三種類の選択肢を持ち得る上

戦闘技能の選択で、その幅は更に広がります。

 

マルチアクション≫でパーティーの安定感を更に増す事も出来ますし

魔力撃≫で火力の増強も図れます。

 

信仰する神に依っても、強さとRPの個性を際立たせる事が出来ますし、RPと戦闘、共に隙の無いビルドと言えるでしょう!

 

サブ技能のおすすめは、セージ、レンジャー。

 

「悪いな...ここは通行止めだ」二刀流ファイター

ちょくちょくキリト出るなこのブログ

 ≪両手利き≫ないし≪二刀流≫の特技を採用し、その双刃で敵を切り裂く、そんなビルドです。

 

SW2.0から、≪両手利き≫で装備出来る必筋値の上限が20に増えた事で、装備幅が広がった反面、≪〇〇攻撃≫系の、"一回の判定にしか乗らない弱体化"をモロに受けたビルド。

 

ですがそれでも、近接職ビルドの中では、随一の火力を誇ります。

ルルブⅡのSランク武器が解放されれば、その火力は更に増す事でしょう。

 

スターバースト・ストリーム(16連撃)はオリジナル流派でも無い限り打てないんですけど、バーチカル・スクエア(4連撃)ぐらいなら、SW2.0ではルルブのみでも打てたので、SW2.5でもルルブⅡで、もしかすると...?

 

「とにかくテクいぞ」囮スパシファイター 

SW2.5で、スパイクシールドが超強化されました。

このスパイクシールドの、両手効きが無くても二回攻撃出来る、盾である事を活かしたビルドです。

 

必要なのは≪囮攻撃≫とスパイクシールドとメインに当てて行きたい武器。

 

≪囮攻撃≫宣言スパシの攻撃(外れれば次の攻撃まで相手の回避が-1、当たれば強い)→メイン武器での攻撃。

 

当たっても良いし当たらなくても強い、そんな囮スパイクシールドビルド。

 

この前これを使う神官戦士の方に遭遇して、パーティーの要と言っても過言では無い程に活躍していたので、是非一度は試してほしい、そんなビルドです。

 

 総括

  • 頼れる前衛、SW2.5でもその地位は揺るがない。
  • ビルドの幅も広い。色々作れる。
  • まだ戦闘特技の弱体化系は現時点では影響はあまり無さそう。
  • ≪タフネス≫や≪バトルマスター≫があるルルブⅡ以降が本番か
  • ファイターかな~やっぱ。

 

如何でしたでしょうか。

 

武器だったり防具だったりには突っ込みませんでしたが、ほら...種族とか生まれとか各々あるから...ね?

 

"パーティーに一人は欲しい"枠のファイター君、今後も活躍が見込めそうです。

 

それでは!

 

(C)GroupSNE
(C)KADOKAWA