非電源紀行

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【DnD5e】ファイターについて短評を|PHB編

初めまして、エルフです。

 

今回はDnD5eのクラスの一つである最も人気があり、最も多様性を秘めたファイターと、それを活かしたチャンピオン、バトルマスター、エルドリッチナイトの類型を中心にお話ししていきたいと思います。

 

 

*選択ルールはマルチクラス・特技、サプリメントは日本語化されているもの全てを含め、前提としてお話ししています。

*かなり長い文章(7000字超)なので、ささっと読みたい方はもくじの「ファイターとは?」「チャンピオンとは?」「バトルマスターとは?」「エルドリッチナイトとは?」欄の画像と「総括」だけでも楽しめます!

*あくまでエルフの一例の考え方なので、参考程度にどうぞ!

 

 

 

- もくじ -

 

ファイターとは?

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ファイター、それは最も多様性を備えるクラス。

 

ファイターというクラス1つを例に挙げてビルドを紹介しても、片手剣を扱う者、両手用武器を扱う者から、クロスボウを得手とする者、ロングボウで射貫く者、純粋な力で叩き潰す戦術を得手とする者、搦め手で相手の行動を阻害する事を得手とする者、タンクとして味方を守る事を得手とする者、ちょっと死ににくい人...と、本当に多様性のあるクラスだと思います。

 

その多様性を実現させているのは、能力値上昇の回数の多さ、戦闘スタイル戦士の類型といった自分のPCの戦い方を決定していくパーツから、怒涛のアクション追加攻撃といった純粋に強いテキスト達です。

 

自分の理想と、上手くそれらのパーツを嚙み合わせる事によって、自分が思い描いたPCが生まれる事でしょう!

 

クラス特徴|ファイター

この項では、ファイターのクラス特徴をお話していきます。

 

戦闘スタイル

PCが使う武器を決めよう!というクラス特徴です。

片手武器戦闘弓術護衛二刀流防御両手武器戦闘 から選択する事になります。

前提として、PCに持たせたい武器に合わせて選ぶといった、やりたい種類を選択すると良いと思いますが、ここではデータ面のお話をしておきます。

 

片手武器戦闘は盾を装備出来るという明確なメリットが相まってかなり安定感があります、盾を使う特技(特技に関しては後述)もあり、選択肢も多いので安定した選択と言えますが、火力に直結する特技が無いのが惜しい所。

火力面で工夫を凝らさなければ、レベルが上がるにつれ他のPCに譲る事にはなりそうです。

 

弓術はクロスボウの達人や射撃の名手といった特技とかなり相性が良く、序盤から終盤まで、安定した強力ダメージディーラーになれる事請け合いです。

 

護衛は初期作成レベルのマスゲーム(マス目戦闘だからこそ起こる頭良さそうな立ち回りの事を指します、多分このブログ内でのみ使われる言葉です)においてやや強いのですが、 相手が複数回攻撃や魔法を使うようになるにつれ、悲しみを背負ってしまいます。

マルチクラスをした際に候補に上がらなくもないかな...多分上がんないな...といった感じです、かなしいなあ。

 

二刀流はシンプルに強めなテキストこそしているものの、噛み合いの良い特技が無いのが惜しいところでしょうか。

条件である軽武器はダメージこそ普通の武器に劣りますが、妙技特性が付与されており、DnD5eは筋力より敏捷がある方が良い事が多いので、前衛火力という点で競争相手である後述の両手武器戦闘との差別点の一つでもあります。

 

防御は無難に強いです、マルチクラスを取得して、戦闘スタイルが被った時などにおすすめですね。

 

両手武器戦闘は、固定値の上昇は無いものの、両手用(両用)武器を使うキャラクターであれば十分採用する価値がある戦闘スタイルです。

 

 

 底力

「ありがとう底パワー」でお馴染みの底パワーさんです。

レベルが上がるにつれ使う機会は少なくなる気がしますが、なんだかんだファイターを嗜む者はお世話になる特徴ですね。

 

怒涛のアクション

僕は2回行動というのはボスの特権だと信じて疑わずに300年ほど生きてきたんですが、なんとDnD5eではPCが使えてしまうんですね、凄い..........................。

このクラス特徴を目当てにマルチクラスでファイターを取得する事も少なくないほどに強力なスキルです、機を見てガンガン使っていきましょう!

 

能力値上昇

ファイターは能力値上昇が1回多く出来ることも特徴の一つです。

人間産まれであればこの段階で技能を2つ取得出来たりと、ビルドのし易さも助長してくれていますね、ファイターは凄いなぁ!?

不屈

セーヴィング・スローの成否で戦況が大きく変わる...。そんなレベル帯で習得する、強力なクラス特徴です。

魅了や恐怖といった、こちらを機能停止させてくるような呪文に対するメタになるのがポイント高めですね。

 

ファイターの類型

DnD5eキャラビルドの最たる特徴であり、キャラクターの戦い方を決める際にかなり重要な部分であり、最高のおもちゃです。

 

 

チャンピオンとは?

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チャンピオン、それは王者たる圧倒的な破壊力。

 

ファイターの中でも、優れているのはダイスが噛み合った際の火力。

それを助長するのはクリティカル率上昇というクラス特徴であり、チャンピオンはこの特徴を上手く使えるビルドを組めれば、他の追随を許さぬ圧倒的なダメージディーラーと成れる事でしょう!

 

クリティカル率上昇(大上昇)

チャンピオンの類型を選択する大きな理由、チャンピオンの存在理由と言う人も少なくないのではないでしょうか、エルフもそう思います。

 

チャンピオンと両手武器戦闘、大業物を組み合わせるビルドは非常にパチスロ単純明快かつ強力です、このクラス特徴に関してはもうこの文章を読むより実際使ってみて感じてほしい、”””POWER”””を。

 

抜群の身体能力

小学校では走るのが速かったり、何かと運動出来る人がモテますよね、そういう事です。エルフの里では走り高跳びが人気でした

 

戦闘スタイル追加

戦闘スタイルが追加で得られるよ!やったね!という特徴。

武器系スタイルを複数種持つのはかなり特殊なビルドでないと運用出来ないので、武器系スタイル+防御、みたいな取得の仕方がパンテツ(鉄板の意)なのかなと思います、護衛もいいんですけどね。

 

生命力

死んでたまるかという意思を感じ取る事が出来て良いですね。

強いテキストだな...と思いますが、高レベルになるにつれDnD5eは特殊な殺され方をする事が多いので、テキストほどパワーを感じる事は無いかもしれません、雑草は踏まれても起き上がるし抜かれても生えますが除草剤には弱いという事ですね。

 

相性の良い特技(チャンピオン)

大業物の使い手

先述もしましたが、俗にパチスロビルド主人公ビルドと呼ばれる、チャンピオン+両手武器戦闘+大業物の使い手の組み合わせですね。

クリティカルが出なくても大業物の固定値でダメージの出力が一定ライン確保されるのがポイント高いですね、こういうビルドが順当に強いのがDnD5eの良いところだな...と感じます。

 

強運

主人公というのは運も持ち併せてこそ、という事で強運くんです。

序盤中盤終盤と腐る事が一切なく、どのPCとも噛み合う汎用性の高い特技なのですが、チャンピオンとの噛み合いの良さは折り紙付きです。

先述した大業物とも組み合わせる事で、真のパチプロビルド主人公ビルドが完成する事でしょう!

 

バトルマスターとは?

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バトルマスター、それは盤面の支配者。

 

ファイターの中でも優れているのは、戦況を優位に動かす能力。

”戦技ダイス”という独自のリソースを所持し、16の”戦技”の中から選択し、戦況に依って発動し戦況を優位に進める、マスゲームの妙をより一層引き立たせるような類型です。

 

テキスト量が多く、把握に少し時間が掛かってしまうような類型ですが、思ったより簡単で楽しいです、エルフはファイターの中で一番好きです。

 

卓越の戦士(戦技)

戦技ダイスを取得出来るクラス特徴です。

ここでは僕が好きな戦技を書いて行きます。

 

ゴースティング・アタック

シンプルに強いです、遠距離武器使いならなお良しですね。

 

ディサーミング・アタック

対人間であればこれで勝負が決する事も少なくない戦技ですね、相手が酒場流喧嘩殺法の使い手でなければですが....

 

ディストラクティング・ストライク

かなり安定した効果の戦技です、自分の他に有利ロールを能動的に行えないダメージディーラーがいるパーティーなら安定択の一つに成り得るのかなと思います。

 

トリップ・アタック

筋力でST(セーヴィング・スロー)が行えるのが良いですね、役割的には先述のディストラクティング・ストライクとやや被る箇所があるので、お好みかもしれません。

 

プッシング・アタック

何かとあると便利な戦技です、デッキにピン挿しするオシャレカードみたいな気分で入れてみましょう。ドスン的な。

 

マヌーヴァリング・アタック

この戦技が生き甲斐になっている人も少なくないともっぱらの噂です、エルフはこの戦技で寿命が100年延びました。

これは卓によって待機アクションや、そのトリガーの自由度がどこまで許容されているかにも依存しますが、味方のAくんが相手の炎のブレスの範囲に入っている事を読んで「待機アクションします、敵がブレスを撃つ瞬間にマヌーヴァリング・アタックを宣言して味方Aをブレスの範囲外に逃がします(シャカパチの音)(スゥーッ)」のような事が出来る訳ですね、楽しいゲームやね(ニッコリ)待機アクション系はDMと要相談です

 

ランジング・アタック

やっぱね、武器を振るう時は踏み込みが大事やと思うんですよね。踏み込んで攻撃するの格好いいやんか。な?

 

リポスト

フィオラのW割とリアクションが余る事もあるゲームなので、選択肢としてかなり優秀だと思います、僕はフィオラはあんまり使えません

 

戦人のたしなみ

僕は最近買ったちょっと高めな保湿液を朝起きた時と寝る前で使うのが”たしなみ”ですね。

 

敵を知る

急に高度な魔物知識判定が出来るようになります、セージか?

DnD5eくんの公式シナリオなんかは、世界樹のFoEよろしく強い敵を徘徊させるのをよく見かけたりするので、それに対しても有効打ですし、そうでなくても使える特徴だなぁと思います。凝を怠るなよ?

 

戦技ダイス強化

何年生きたかではなくその歳月で何を成し得たかが大事という訳ですね

 

執念の戦技

final fantasy xiv 漆黒のヴィランズ、ストーリー超良かったですよね。

 

相性の良い特技(バトルマスター)

射撃の名手

もちろんバトルマスターは近接武器も得意としています、その証拠にリポストなどの戦技もありますが、力のチャンピオンで大業物のお話をしたので、技のバトルマスターで射撃の名手の話をしたらバランス良いかなって...。

固定値を叩き込めるのも大きな恩恵ですが、遠隔武器を使う際に遮蔽がネックになる事が多いかなと思うのですが、そこを完全無視出来るのが一番大きいかな、と思います。

 

 

エルドリッチナイトとは?

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エルドリッチナイト、それは剛と智の交差点。

 

ファイターの中でも優れているのは、ビルドの自由度と実戦での対応力の高さ。

ウィザードの呪文スロットが貰えるのが特徴で、ファイターの類型の中でもかなり特異です。

魔法を主に使うクラスのカスタムの幅と、武器で戦闘するクラスの立ち回りを兼ね備える、まさに器用な魔法騎士、といった感じです。

 

序盤はかなり強力なものの、他の類型と比較した時に火力を底上げする手段が乏しいという弱点を持ち、序盤以降の火力は下降線を辿っていきますが、中盤以降、特に7レベルと10レベルで得られる特徴は書いているテキストはかなり強いです...が、それでもビルドが難しいという印象がかなりあります、スロット7000000個ぐらいほしいですね。   

 

 それ故、ルルブとのにらめっこし甲斐のあるクラスだなという印象もあるので、使おう!と思ったらまずルルブとにらめっこしてみましょう、僕はルルブとにらめっこしたら先に笑うのでやりませんが..........。

 

 

呪文発動

ウィザードの呪文発動能力を得る、という能力です。

 

エルドリッチナイトくんを使うに際して、この呪文のチョイスはかなり重要。

という事で、ここからはエルドリッチナイトくんで使えて僕が好きな呪文をちょっとだけお話し。

 

 

トゥルー・ストライク(PHB)

 名前がかっこいいんですよね、エルドリッチナイトくんが真実なんですね。

この呪文、「書いてある事はまぁ悪くないけど”次のターンまで精神集中持たないんじゃないの”」、そう思われたのではないでしょうか、僕もそう思っていました。

 ですが思考を変えてみれば、”相手の攻撃を吸いやすくなる”という事で、このクラスは”シールド”という呪文を習得出来る事からACにも余裕があるので、まぁアリなのではないでしょうか!セーヴィング・スローは気合で避けて下さい 構成要素が動作なのは腕が3本無い方が悪いです 戦場の術者を取ってください

 

ブレード・ウォード(PHB)

普通に書いてる事悪くないしかっこいいと思います、僕は好きです 使ったことは無いです

 

ブレーミング・ブレード(SC)

実効値はかなりガチな呪文ですが、自分の意志で移動した時、というのが難しいのと、ソード・コーストというサプリ掲載なのがネックでしょうか、ですが採用する価値はかなりあると思います、かっこいいし。

 

トゥル・ザ・デッド(XG)

初級呪文にしては破格のダメージですが、これもザナサーの百科全書というサプリ掲載なのがネックでしょうか、気になったら買いましょうね!

 

フロスト・バイト(XG)

トゥル・ザ・デッドよりダメージは劣るものの、当たった時の効果が良いですね。 

 

シールド(PHB)

エルドリッチナイトはとりあえずシールド担いで行けと云わしめている、シールドさんです。

これにより一定ライン硬いという評価を得ているエルドリッチナイトくん、これも活かしつつ、”魔法戦士の武技”習得以降はデバッファー的な立ち回りもええなぁと思っています。

 

チャーム・パースン(PHB)

当たれば相手を魅了状態にさせられる呪文です。

その卓の魅了の裁定にも依りますが、状況は好転しがちです。

 

コーズ・フィアー(PHB)

当たれば相手を恐怖状態にさせられる呪文です。

恐怖状態は確定で相手を主戦場から1ターン除外出来がちなので、強力です。

 

アブソーブ・エレメンツ(PHB)

リアクションで属性を吸い取ってそれを自分の得物に転化してるのかなりオシャレじゃないですか?オシャレ枠におすすめです。

 

ブラー(PHB)

これも....これも幻術なのか!?

Lv2の呪文からよく使う事になりがちな精神集中枠を使いますが、効果はかなり強力です、火の玉の前には無意味なんですけどね。

 

ミスティ・ステップ(PHB)

最近エラドリンさんが使う奴です。

貴重な枠を割くほどかは難しいところですが、瞬間移動はいつの時代もかっこいいので.....

 

シャドウ・ブレード(XG)

かっこいい代表の影の剣です。

妙技属性も持っており、このスペルを軸に組むエルドリッチナイトは中々楽しそうです、シャドウ・ブレードを使うエルドリッチナイトって炙り焼きサーモンぐらい属性がありますね。

 

 

武器との絆

このゲーム、戦闘中に武器を切り替えたい時は持っている武器はその場に落とさなければならず、その戦闘中に再度使いたい時は拾う手間があるのですが、それをボーナス・アクションで行えるという特徴です、僕も腕時計あたりと絆結びたいです。

 

魔法戦士

先述した初級呪文達を上手く使えるようになるのがこの魔法戦士という特徴です。

エルドリッチナイトの本領はここから発揮されていく、といっても過言ではないのではないでしょうか。

 

魔法戦士の武技

絶 対 S T 通 す マ ン

相手のST(セーヴィング・スロー)を不利にする能力はPC側はこのゲーム中々ないので、そういった意味でかなり貴重な能力です。

これを活かして、魅了や恐怖、麻痺といったデバフを与えるエルドリッチナイト、というのもいいですね。

 

怒涛の瞬間移動

サイヤ人の系譜か何かなのかな...と思ってしまいますが30ft自由に動けるのはかなり強いですね、高レベル帯は立ち位置もかなり重要なので、ありがたい能力です。

 

上級魔法戦士

18レベルでようやく上級と認められる世界、DnD5e。

ファイアーボールを撃ちながら相手を殴れますが、このレベル帯で飛んでくるのは隕石だったりします。

 

相性の良い特技(エルドリッチナイト)

戦場の術者

構成要素の動作を無視して呪文の発動が出来る事、リアクションで1アクションの呪文が使える事がエルドリッチナイト的に大きいでしょうか。

ブラーのような精神集中を維持しやすくなるなど、恩恵はかなり大きそうです。

 

守りの決闘術

”妙技”を使った敏捷を上げるビルドで、パーティーに前衛が自分以外に居るならば、かなりおすすめです。

シャドウ・ブレードを軸に、妨害もしながら立ち回れるので、何かゲームが凄く上手くなったような感覚が味わえます。好きです。

 

 

 総括

  • 大いなる多様性を秘めたクラス、それがファイター!
  • パワーのチャンピオン、テクニックのバトルマスター、オールマイティのエルドリッチナイト。
  • チャンピオンはクリティカルが出やすくなるのでダメージダイスが多く出来ると回った時凄く楽しいよ!
  • バトルマスターは色んな戦技があり、戦況によって最適解も異なるので、思考巡らせた分だけ使い甲斐があるぞ!
  • エルドリッチナイトは良く言えば平均的、悪く言えば中途半端だがビルドの仕方によって大きく変わる類型だ!頑張って楽しいビルドを探そう!エルフもまだ探している旅の途中なので...。
  • 最近野菜高いし秋刀魚が不漁だって聞いて秋の楽しみが少なくなりそう

 

如何でしたでしょうか。

 

初心者に良し、やりこみ勢に良し、魔術師が怒涛のアクション目当てに取るも、ファイターメインに上げてサブにバーバリアンやパラディンを仕込むも良し、多分夜空に輝く目視できる星よりはビルドタイプの幅が広そうなファイターくん、是非あなたの環境に合った、一番楽しく動かせるファイターを作り上げて見てください、エルフはこの記事がその一助になれればと思います。

 

それでは。